学会のご紹介

日本野生動物医学会 入会のご案内

◇◆◇ 野生生物に対して今何をすべきか ◇◆◇

 早急な野生生物保護管理の手法確立 本来、自然生態系をつくっているものは多種多様な生物種のはずである。しかし、その中で人間は極端に頭脳を発達させた哺乳動物として、今や地球上のどこにでも生息し他の動物の脅威となっている。これまでに人類の繁栄と引き替えに多くの生物種が失われてきた。日本でも野生生物の数が激減し、すでに絶滅した種あるいは絶滅しつつある種も多い。今後いかなる生物種をも絶滅させないことが、現代の人間に課せられた責務といえよう。そのためには、早急にわが国で野生生物保護管理の科学的な方法を確立し、実際的なアクションプランを示さなければならない。

 

◇◆◇ 野生生物医学とは ◇◆◇

 自然生態系と生体機構のつながりを解明する学問
 これまでの獣医学は、産業動物、伴侶動物、実験動物などを主な対象とし、動物の病の成因の解明と予防治療に重点を置いてきたが、現在では、学問の発展や社会のニーズによって獣医学の守備範囲も動物を中心に人間や環境といったようにより幅広くなってきている。一方、自然を相手にした学問としては従来より生態学があり、自然生態系の中での物質循環や生物間の相互作用などの研究がなされてきた。野生動物医学は、この両者を結ぶいわば橋渡し的な役割を担う学問分野である。即ち、自然界に存在する疾病要因としての病原体あるいは汚染物質の循環を捉え、生体の防御機構を解明し、さらに予防治療についての応用的研究を行なう。 また、野生動物の個体維持あるいは個体繁殖に関わる生体機構を解明し、希小動物に関しては元の状態に戻すための応用的研究を行なう。

 

◇◆◇ 日本野生動物医学会のめざすもの ◇◆◇

 野生動物個体あるいは個体群保護さらには生物の多様性保全のための動物医学からの学問的貢献

◯傷病野生動物の治療と野生復帰の技術確立
交通事故による外傷や病気を患った疾病野生動物を治療し、野生復帰させる技術の確立をめざす。その中で、疾患原因を追求し、重金属や耐性菌などの環境汚染や伝染病のモニタリングに努める。
◯致死性の伝染病の予防や発生時の対処法の確立
大量死を引き起こす致死性の伝染病の病原学的および疫学的対処法としての臨床技術の向上もめざす。
◯人獣共通伝染病の感染環とそのメカニズムの解明
狂犬病やトキソプラズマ症などの野生動物が介在する人獣共通伝染病について、野生動物・家畜・ペット・人間の間の感染環とそのメカニズムの解明をめざす。
◯希少動物の飼育下繁殖の推進
絶滅に瀕した野生動物の個体群回復を目標として、飼育条件下で人工的に繁殖させる。この際の人工授精や体外受精など先端的な技術の開発も緊急課題である。
◯動物園動物における基礎および臨床研究の発展
動物園のような飼育下でしか行ない得ないような研究を推進するため、また野生動物特有の臨床技術の向上を計るため動物園動物は貴重な存在である。これらの動物を対象とした基礎的および臨床的な研究を発展させる。
◯生体機構と個体群動態との関連様式について解明
個体群動態に連係し変化する個体レベルの栄養状態や繁殖状況、遺伝的変異について研究し、野生動物における生理と生態の関連を明らかにする。そして野生個体群の保護管理に不可欠な基礎データを充実させる。

 その他、生物の多様性保全をめざした個体群の保護管理、野生動物が罹患する諸疾病の病原学的および疫学的研究、人間と野生動物との共存をめざした研究等を推進する。

 

◇◆◇ 学会活動の内容 ◇◆◇
1.野生動物および動物園動物に関する動物医学研究の学術交流と発展
年1回の学術集会(研究発表会、シンポジウムなど)・総会の開催
年2回の学術雑誌の発行
年2回のニュースレターの発行
2.野生動物医学の卒前・卒後教育
3.傷病野生動物診療に関わる臨床および救護技術の交流と発展
4.野生動物の正しい知識と理解のための一般市民への普及啓発
5.野生動物医学および野生動物保護に関する国際交流と推進

 

◇◆◇ 学会入会の手続き ◇◆◇

野生動物医学会パンフレットは、こちらからご覧ください。

過去の刊行物

 年度
Japanese Journal of
Zoo and Wildlife Medicine
Zoo and Wildlife News
会員名簿
1995
Vol.1 No.1
No.1
 
1996
Vol.1 No.2 , Vol.2 No.1
No.2 , No.3
 
1997
Vol.2 No.2 , Vol.3 No.1
No.4 , No.5
 
1998
Vol.3 No.2 , Vol.4 No.1
No.6 , No.7
1998年度版
1999
Vol.4 No.2 , Vol.5 No.1
No.8 , No.9
 
2000
Vol.5 No.2 , Vol.6 No.1
No.10 , No.11
 
2001
Vol.6 No.2 , Vol.7 No.1
No.12 , No.13
2001年度版
2002
Vol.7 No.2 , Vol.8 No.1
No.14 , No.15
 
2003
Vol.8 No.2 , Vol.9 No.1
No.16 , No.17
 
2004
Vol.9 No.2 , Vol.10 No.1
No.18 , No.19
2004年度版
2005
Vol.10 No.2 , Vol.11 No.1
No.20 , No.21
 
2006
Vol.11 No.2 , Vol.12 No.1
No.22 , No.23
 
2007
Vol.12 No.2 , Vol.13 No.1
No.24 , No.25
 
2008
Vol.13 No.2, Vol.14 No.1
No.26,  No.27
 
2009
Vol.14 No.2, Vol.15 No.1
No.28, No.29
 
2010
 
 
 
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◇◆◇ 入会問い合わせ先 ◇◆◇

 入会ご希望の方は、住所・氏名を下記までお知らせください。

 入会セット(パンフレット、入会申込はがき、郵便振替用紙)をお送りします。入会セットが届いたら、入会申込はがきにご記入のうえ返送、〒からの年会費納入で入会手続き完了となります。希望される入会年度を申込書と振込用紙に明記してください。途中入会の方には該当年度にすでに発行されたニュースレター、学会誌を追って送付させていただきます。振込用紙を使って入会希望年度会費をお納めください。

 ご不明な点は遠慮なくお問い合わせください。

正会員
7,000
学生会員
3,000
団体会員
70,000

 

  日本野生動物医学会事務局

〒060-0818 札幌市北区北18条西9丁目
北海道大学大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座生態学教室
Tel 011-706-5101 / 011-706-5104 Fax 011-706-5569
E-mail wildmed@vetmed.hokudai.ac.jp